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甘酒でダイエットを成功させる3つのコツ!おすすめの飲み方も紹介

甘酒でダイエットを成功させる3つのコツ!おすすめの飲み方も紹介

飲む点滴などと呼ばれ、ダイエットにも効果があると言われている甘酒。しかし「甘酒を飲んでも痩せない」「甘酒を飲みだしたら太った」などの声もあり、本当に効果があるのか疑問も感じます。

そこで、この記事では甘酒をダイエットに活かすコツをお伝えします。痩せたいときにおすすめの飲み方も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

「甘酒を飲むだけ」では痩せない

まず、甘酒だけを飲んで痩せるというダイエットは辞めましょう。甘酒は栄養価の高い飲み物ですが、たんぱく質や脂質をほとんど含まないので、単体では不足してくる栄養素が多いです。

甘酒ダイエットと聞くと「甘酒で痩せるの?」と思ってしまいます。確かに甘酒はダイエット中に必要な栄養素も含んでいますが、飲むことでダイエットが成功するなどの痩せをサポートするものではありません

甘酒に含まれるダイエット中に摂りたい栄養素

では、甘酒ダイエットが生まれた理由はなんでしょうか?ダイエットに良いと言われる理由は、甘酒に含まれる栄養素にありました。

※以下、日本醸造協会誌「甘酒に含まれる成分」を参照しています。

オリゴ糖

甘酒の糖質のなかには、オリゴ糖が豊富に含まれます。オリゴ糖は単糖が3~9つくっついた少糖類と呼ばれる栄養素で、体のエネルギー源として利用されにくいです。つまり、体の脂肪になりにくい糖ということ。また、オリゴ糖は腸内に存在している善玉菌のエサでもあります。善玉菌が元気になれば腸内の環境も整いやすくなるため、オリゴ糖を含む甘酒を飲むことで腸の活動をサポートできます。

アミノ酸

甘酒にはアミノ酸が含まれています。アミノ酸は原料のお米に含まれるもので、グルタミン酸やアスパラギン酸がとくに多く含まれるようです。

2つの働きは、次の通り。

  • グルタミン酸・・・筋肉をサポート
  • アスパラギン酸・・・エネルギー産生をサポート

どちらも減量中に摂りたいアミノ酸であることが分かります。

ビタミンB群

甘酒にはビタミンも含まれ、ビタミンB12を除いたすべてのB群が入っています。ビタミンB群は、さまざまな代謝をサポートしている栄養素です。例えば、糖質や脂質、たんぱく質の消化という代謝。また、食べたものをエネルギーにする代謝などもあります。これらが不足すると、せっかく口から栄養素を摂っても身体で上手に利用できません。

有機酸

甘酒は有機酸もいくつか含んでいます。有機酸とは、クエン酸やリンゴ酸、酢酸などのことを指し、さまざまな生理機能をもたらす栄養素です。

例えば、クエン酸には次のような働きがあります。

  • 血液の流れをスムーズにする
  • 疲労感を和らげる

体の元気をサポートする力があることがあ分かりますね。

甘酒をダイエットに活用する3つのコツ

いろいろな栄養素を含む甘酒でダイエットを成功させる3つの秘訣を紹介します。

3つのポイントは次の通りです。

  1. 砂糖不使用を選ぶ
  2. 飲む量は食事に合わせてコントロール
  3. 飲むタイミングは「糖質」を意識

1.砂糖不使用を選ぶ

甘酒は砂糖などを使用していないものを選びましょう。麹の力でお米の甘さを引き出している甘酒の方が、ダイエット中はおすすめです。麹とお米だけでつくられた甘酒も十分甘く、おいしく飲めます。スーパーなどでも売っているので、原材料を確認しながら気になるものを飲んでみてください。

2.飲む量は必ずコントロールする

ダイエット中は酒を飲み過ぎないようにしましょう。甘酒はコップ一杯で160kcalほどです。牛乳はコップ一杯で130kcalほどなので、高カロリーな飲み物であることは分かりますね。

そのため、次の量を目安に飲むといいでしょう。

  • 間食で飲むならコップ1杯
  • 食事の置き換えで飲むなら2杯

甘酒は栄養も摂れますが、エネルギーが高い飲み物なのです。たくさん飲んで摂取エネルギーが上がりすぎないようにしてください。

3.甘酒を飲むタイミングは「糖質」を意識する

甘酒はエネルギーだけでなく糖質も多いです。どのくらいの量を含んでいるのか、確認してみましょう。

  • コップ一杯・・・糖質17.9g
  • コップ2杯・・・糖質35.8g

糖質は身体を動かすためのエネルギー源です。体にとって必要ない分のエネルギーは、脂肪として貯蓄されてしまいます。そのため、健康に良いと言われる甘酒も、何も考えずに飲んでいると過糖質の原因になってしまう可能性があります。ご飯やパンなど高糖質なものをしっかり食べたときは甘酒を飲まないなど、糖質を意識して摂るようにしても良いですね。

甘酒はアルコールとノンアルコールどっちにする?

実は甘酒には2種類あります。購入するときに「どっちにしたらいいの?」と悩む方もいるでしょう。2つの違いは原材料です。それぞれの特徴や成分を紹介するので、自分に合いそうな方を選んでみてくださいね。

米麹でつくる甘酒(ノンアルコール)

米麹とお米からつくる甘酒は「飲む点滴」などとも呼ばれ、昔から日本人に愛されてきました。アルコールを含まないので、妊婦さんや小さなお子さんも安心して飲めます。オリゴ糖や有機酸などを含み、私たちの健康をサポートしてくれる食品のひとつです。麹がお米と反応して自然な甘みを引き立てるので、ダイエット中に飲むなら米麹でつくる甘酒の方がおすすめ

酒粕でつくる甘酒(アルコールあり)

酒粕と砂糖でつくる甘酒がアルコール入りタイプ。米麹でつくる甘酒とは違って砂糖を入れるので、ダイエット中は控えめにした方が良いですね酒粕から手作りで作る場合、どのくらいのアルコール度数になっているか分かりません。妊婦さんや小さなお子さん、運転前などは飲まない方がいいでしょう。酒粕には、米麹と酵母菌がたっぷり含まれています。ちょっぴり大人な甘酒を、ゆっくり飲みたいときには酒粕でつくるタイプがおすすめ。

甘酒をダイエット中に飲むときのおすすめレシピ2選

では最後に、ダイエット中に甘酒を飲むときのおすすめのレシピを2つ紹介します。朝食や夕食の置き換えにピッタリのレシピなので、ぜひつくってみてください。

甘酒×キウイのスムージー

キウイまるまる1個と甘酒100mlでつくる有機酸たっぷりのスムージーです。ビタミンcも摂れるので、美容が気になるダイエッターさんにも。一杯で200kcalもないヘルシーなスムージー。小腹対策や時間のない日の朝食にいかがでしょうか?

甘酒×ノンアルコールビールのカクテル

甘酒とノンアルコールビールでカクテルに。枝豆や温野菜、お刺身をつまみながらビールと甘酒のカクテルを飲めば、バランスの良い食事になります。普通のビールでも良いですが、アルコールは食欲を増進する力があります。おかずをつまみ過ぎると太りますので気をつけましょうね。

甘酒は上手に飲んでダイエットに活かそう

甘酒はオリゴ糖や有機酸、アミノ酸やビタミン類など多くの栄養素が含まれています。エネルギ-源としても利用しやすいので、置き換え食にもおすすめです。必ず痩せたいのであれば、甘酒をダイエット中に飲むときは、エネルギー量・糖質量を忘れないようにしましょう。コップ一杯で160Kcal・糖質約20gですから、身体に良いからとガブガブ飲めば体脂肪を増やす原因になります。コップ一杯~二杯を目安に上手に取り入れながら、食事のバランスも整えられるとダイエットも成功しやすいです。甘酒に飽きてきたな・・・そんなときは、ぜひおすすめのレシピもお試しくださいね。

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