江崎グリコから販売されている「ポッキー」。ポッキーよりも先に販売されていた「プリッツ」にチョコレートをコーティングするというアイデアから生まれたのがポッキーです。1966年に商標登録され、そこから50年以上経つ現在(2020年5月)でもポッキーは多くの人に愛されています。細いプレッツェルにチョコレートがコーティングされている商品ですが、カロリー・糖質がどれくらい含まれているのか、ご存知でしょうか?プレッツェルはサクサクとした食感が楽しいお菓子ですが、何が原料なのか知らない方も多いと思います。今回はポッキーのカロリー・糖質について、考えていきましょう!
ポッキー各種のカロリー・糖質一覧
ポッキーは、スーパーやコンビニでよく目にしますよね!赤い箱のポッキーや白い箱のポッキー<極細>など、種類が多くあります。通年ずっと販売されているポッキーもあれば、季節・地域限定で販売されているポッキーも存在します。種類がとても多いので、今回は「レギュラー商品」「ファミリーパック商品」「限定商品」「午後の贅沢シリーズ」「THE GIFTシリーズ」の4つに分けて、カロリー・糖質を見ていきたいと思います。それぞれのシリーズに特徴があるので、一緒にご紹介しますね!
【レギュラー商品】ポッキー各種のカロリー・糖質一覧
出典元:江崎グリコ
カロリー (kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 糖質(g) | |
ポッキーチョコレート/1袋(標準36g/17本) | 182 | 3.0 | 8.2 | 24.0 | |
ポッキー<極細>/1袋(標準37.7g/25本) | 191 | 3.1 | 8.7 | 25.1 | |
ポッキー<癒しのミルク>/1袋(標準38.8g/12本) | 195 | 3.5 | 8.6 | 25.8 | |
つぶつぶいちごポッキー/1袋(標準27.5g/10本) | 142 | 2.1 | 6.8 | 18.0 | |
アーモンドクラッシュポッキー/1袋(標準23.1g/7本) | 128 | 2.6 | 7.6 | 12.3 | |
成人男性摂取基準/日 | 2650 | 60 | 73.6 | 364 | 344 |
成人女性摂取基準/日 | 2000 | 50 | 54.8 | 271 | 253 |
出典:商品に記載の数字
まずは、レギュラー商品から見ていきましょう。レギュラー商品は、スーパーやコンビニで見かけるものが多くなっています。つぶつぶいちごポッキーとアーモンドクラッシュポッキーは2019年に商品がリニューアルされ、パッケージも大きく変わりました。
つぶつぶいちごポッキーの一世代前は、断面がハート型になっているプレッツェルで、商品名にも「ハートフル」という言葉がついていました。リニューアルされてからは、ピンクのパッケージが真っ赤になり、プレッツェルのハート型はなくなりましたが、カカオが練りこまれている記事になり、より大人向けな商品に変わりました。アーモンドクラッシュポッキーは黄色いパッケージが青色になり、アーモンドの香りがより強くなっています。
このように昔から進化を続けながら愛されているレギュラー商品のポッキーですが、1袋あたりのカロリー・炭水化物量を比較すると、ポッキー<癒しのミルク>が最も多いことが分かります。逆に、最も低い値なのはアーモンドクラッシュポッキーでした。
1袋あたりのグラム数を見てみると、カロリー・炭水化物量が多かったポッキー<癒しのミルク>が最も重い38.8gです。ポッキー<癒しのミルク>は、他のポッキーよりプレッツェルが太いためグラム数が多くなっていると考えられます。本数が多いほうがたくさん食べられるので、カロリー・炭水化物量が多くなるようなイメージがありますよね。しかし、本数が最も多いポッキー<極細>の半分の本数しか入っていないポッキー<癒しのミルク>が、カロリー・炭水化物量が多くなっています。このように、ポッキーのカロリー・炭水化物量の違いは、1袋あたりのグラム数が大きく関係しているのです。
【ファミリーパック商品】ポッキー各種のカロリー・糖質一覧
出典元:江崎グリコ
カロリー (kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 糖質(g) | |
ポッキーチョコレート ファミリーパック/1袋(標準14.5g/7本) | 73 | 1.4 | 3.2 | 9.7 | |
いちごポッキー ファミリーパック/1袋(標準13.2g/7本) | 68 | 0.9 | 3.1 | 9.0 | |
ジャイアントポッキー/1本(標準12.8g) | 63 | 1.1 | 2.6 | 8.8 | |
ポッキー<さくら抹茶> ファミリーパック/1袋(標準12.7g/6本) | 63 | 1.0 | 2.6 | 8.8 | |
成人男性摂取基準/日 | 2650 | 60 | 73.6 | 364 | 344 |
成人女性摂取基準/日 | 2000 | 50 | 54.8 | 271 | 253 |
続いて、ファミリーパック商品を見てみましょう。お土産屋やコンビニなどで販売されているジャイアントポッキーもこちらのグループに入れています。ジャイアントポッキーとは、1本で12.8gもあるジャンボサイズのポッキーのことです。通常のポッキーチョコレートが1本あたり約2gなので、6倍以上のグラム数があることになります。長さ・太さ共にボリュームアップしており楽しめる商品なので、パーティー用やお土産用にぴったりの商品ですよ!
ファミリーパックは、箱に入った通常のポッキーよりも1袋あたりの本数が少なくなっています。ポッキーチョコレートであれば、箱入りは1袋17本入りだったものが、ファミリーパックになると1袋7本入りになっているのです。そのため、グラム数も減り、1袋あたりのカロリー・炭水化物量は必然的に低くなります。
ダイエットに最適なのはファミリーパック!
お菓子は1袋食べると満足感が得られやすいので、ダイエット中は1袋あたりのグラム数が少ないファミリーパックが最適と言えます。1袋あたり100kcal以下と低カロリーなので、カロリー制限中の方は1日1袋などと決めて食べるようにしましょう。しかし、炭水化物量は1袋あたり平均9g程度と多めなので、糖質制限中の方は注意しましょう。炭水化物量は、糖質と食物繊維を合計した値になっています。ポッキーは、裏面表示の原材料を見ても食物繊維がほとんど含まれていないと考えられるので、「炭水化物量≒糖質量」と考えて問題ないでしょう。
ファミリーパックは1袋あたりのグラム数は少なくなりますが、1商品に入っている袋数がかなり多いです。1袋は低カロリーですが、2袋、3袋…と食べる量が増えれば、それに比例してカロリー・炭水化物量も上がってしまいます。ダイエット中のご褒美としてファミリーパックを購入する場合は、「1日1袋まで!」と自分でルールを決めて購入するようにしましょう。
【限定商品】ポッキー各種のカロリー・糖質一覧
出典元:江崎グリコ
カロリー (kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 糖質(g) | |
ポッキー<濃い深み抹茶>/1袋(標準30.8g/14本) | 154 | 2.5 | 6.7 | 21.0 | |
ポッキー from JAPAN<桜仕立て>/1袋(標準20.1g/6本) | 102 | 1.4 | 4.6 | 13.7 | |
ポッキー<ココナッツ>/1袋(標準22.1g/7本) | 126 | 1.7 | 7.9 | 12.0 | |
ポッキー<チョコミント>/1袋(標準32.7g/10本) | 165 | 2.9 | 7.4 | 21.8 | |
冬のくちどけポッキー/1袋(標準31g/8本) | 158 | 2.7 | 7.4 | 20.1 | |
成人男性摂取基準/日 | 2650 | 60 | 73.6 | 364 | 344 |
成人女性摂取基準/日 | 2000 | 50 | 54.8 | 271 | 253 |
出典:商品に記載の数字
次に、限定商品を見ていきます。2020年5月時点では、期間限定商品として上記の表に記載されているポッキーが販売されていました。冬のくちどけポッキーに関しては販売されていませんでしたが、ポッキーの冬の定番商品となっており、人気があるため、表に追加しています。また、限定商品は1袋あたりの本数が少なめの傾向があります。
カロリー・炭水化物量を見てみると、突出して値が大きい商品や、ポッキー<癒しのミルク>のように200kca近い商品はありませんでした。限定商品のなかで最もカロリー・炭水化物量が多いのは、ポッキー<チョコミント>です。爽やかな味わいが特徴のチョコミントですが、その爽やかさとは裏腹にカロリー・炭水化物量が多めなので注意が必要です。限定商品に関しても、標準32.7gとグラム数が最も多いポッキー<チョコミント>がカロリー・炭水化物が最も多いという結果になりました。
【午後の贅沢シリーズ】ポッキー各種のカロリー・糖質一覧
出典元:江崎グリコ
カロリー (kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 糖質(g) | |
ポッキー 午後の贅沢<ショコラ>/1袋(標準12g) | 65 | 1.0 | 3.6 | 7.2 | |
ポッキー 午後の贅沢<宇治抹茶>/1袋(標準11g) | 59 | 0.6 | 3.2 | 7.0 | |
ポッキー 午後の贅沢<苺>/1袋(標準11g) | 59 | 0.6 | 3.2 | 7.1 | |
成人男性摂取基準/日 | 2650 | 60 | 73.6 | 364 | 344 |
成人女性摂取基準/日 | 2000 | 50 | 54.8 | 271 | 253 |
出典:商品に記載の数字
次に、午後の贅沢シリーズです。午後の贅沢シリーズは2018年11月から発売された商品で、「子育て終了世代」をターゲットにした商品になっています。パッケージにも「大人の余韻」という文字が入っており、大人向けであることが分かりますね!この商品は1袋2本入りと少なく、今までのポッキーのイメージを覆すような印象があります。また、プレッツェルには発酵バターが使われていたり、通常のポッキーの約4.3倍ものチョコレートがコーティングされていたりするなど、1本1本にこだわりを持って作られていることが分かります。
1袋あたりのカロリー・炭水化物量ですが、1袋2本ということもあり平均60kcal程度になっています。また、炭水化物量も7g程度に収まっています。しかし、2本だけでこのカロリー・炭水化物量になっているため、数値が低くても注意が必要です。また、ダイエット中に食べる場合、2本だけだとどうしても満足感を感じにくく、2袋、3袋…と手を出してしまう可能性があります。午後の贅沢シリーズを食べるなら、カロリー・炭水化物量が同程度で本数が多いファミリーパックにしたほうが、満足感を得られるでしょう。
【THE GIFTシリーズ】ポッキー各種のカロリー・糖質一覧
出典元:江崎グリコ
カロリー (kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 糖質(g) | |
ミルクチョコレート/1箱(27.9g/14本) | 139 | 2.5 | 6.0 | 18.8 | |
グレープ/1箱(27.9g/14本) | 140 | 1.9 | 6.0 | 19.5 | |
メロン/1箱(27.9g/14本) | 140 | 1.9 | 6.0 | 19.5 | |
ベリー/1箱(29.3g/14本) | 148 | 1.9 | 6.5 | 20.4 | |
スイートポテト/1箱(29.3g/14本) | 146 | 1.9 | 6.3 | 20.4 | |
抹茶/1箱(29.3g/14本) | 147 | 2.1 | 6.5 | 20.1 | |
成人男性摂取基準/日 | 2650 | 60 | 73.6 | 364 | 344 |
成人女性摂取基準/日 | 2000 | 50 | 54.8 | 271 | 253 |
出典:商品に記載の数字
最後に紹介するのは、THE GIFTシリーズです。THE GIFTシリーズは、その名の通りギフト用として開発されたポッキーになります。パッケージがシンプル且つモダンで、種類展開がグレープやメロン、ベリーなどフルーツ系が多いことが特徴です。販売店が限られており、マルイの一部店舗やプラザ、ロフトなどでしか購入することができません。また、通信販売ではAmazonやLOHACOで取り扱いがあります。
THE GIFTシリーズは14本で1袋になっており、1箱に1袋入っています。1箱あたりのカロリー・炭水化物量を見てみると、種類によって大きな差はなく、他のポッキーと比較してもほとんど変わらない値です。例として、同じくらいのグラム数であるつぶつぶいちごポッキーの栄養成分値と比較してみましょう。
カロリー (kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 糖質(g) | |
ミルクチョコレート/1箱(27.9g/14本) | 139 | 2.5 | 6.0 | 18.8 | |
つぶつぶいちごポッキー/1袋(標準27.5g/10本) | 142 | 2.1 | 6.8 | 18.0 |
出典:商品に記載の数字
上記の表を見て分かるように、1袋あたりのカロリー・炭水化物量がほとんど一致しています。THE GIFTシリーズは、ギフト用としてこだわりが強いですが、午後の贅沢シリーズのようにカロリー・炭水化物量が多くなっていることはありません。1箱あたり300円近いですが、プレッツェルにシナモンやジャスミンが練りこまれていたり、国産の原料を使用していたりと、他のポッキーとは一味違った美味しさを感じられます。ダイエット中のご褒美などに丁度いい商品ですよ!
プレッツェルの原料は小麦粉だから糖質が高い
出典元:写真AC
ポッキー各種のカロリー・炭水化物量についてご紹介してきましたが、どの商品もベースとなっているのは「プレッツェル」です。プレッツェルはサクサクとしている食感が印象的ですが、原料は小麦粉や塩、バターなどからできています。クッキーやパンと似ている原料ですね。主原料となっているのは小麦粉なので、高糖質になるのは避けられません。
ポッキーはチョコレートの味わいが強いですが、プレッツェル部分が大半を占めています。高糖質であるプレッツェルが大半を占めているので、必然的にポッキー全体の糖質も高くなるのです。今回は、ポッキーの糖質の詳細な値を記載できませんでしたが、ポッキー自体にほとんど食物繊維が含まれていないため、炭水化物量がそのまま糖質量になると考えて問題ありません。1袋あたり10〜25g程度の糖質が含まれるポッキーは、糖質制限中の方にはおすすめできないお菓子となっています。
ポッキーのカロリー・糖質まとめ
出典元:写真AC
ポッキーのカロリー・糖質(炭水化物)について、ご紹介しました。
チョコレートとプレッツェルの相性が抜群のポッキーは、老若男女問わず愛されるお菓子の1つですよね。赤い箱のポッキーチョコレートが最も有名ですが、今回ご紹介したようにポッキーは幅広い種類の商品を展開しています。どちらの商品に関しても、チョコレート+プレッツェルという形は変わらないので、1本あたりのカロリー・炭水化物量に大きな差はありません。しかし、1袋あたりのグラム数によって値が変わるので、ポッキーを購入する際は1袋に何g入っているか確認して購入するといいでしょう。
ダイエット中には、1袋あたりのグラム数が少ないファミリーパックが最適であることも分かりました。1袋あたり100kcal以下で糖質は10g以下なので、ダイエット中のご褒美で食べるお菓子としては低カロリー・低糖質の部類に入るでしょう。しかし、何袋も食べると意味がないので、しっかりとルールを決めて購入することがポイントです!