ぷるぷるのゼリーに欠かせないゼラチン。動物からできていると聞いて「カロリーも高いのかな?」なんて気になっていませんか?
ゼラチンは5gで17kcalです。決して高カロリーではありません。
「でも寒天よりはカロリー高いんだよね?」
確かにゼラチンの方が高カロリーです。ですが、含まれる栄養成分がそれぞれで異なるので、目的に合わせて使い分けることをおすすめします。
この記事では、ゼラチンのカロリーや寒天との違いなどを解説します。
「ダイエット中にゼラチンは使えるの?」
「ゼラチンは食べ過ぎたら太る?」
「ダイエット中におすすめのゼラチンレシピが知りたい!」
そんな疑問もすべて解決できますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
ゼラチンのカロリー
ゼラチンのカロリーは100gあたり344kcalです。だいたいですが、ショートケーキ100gと同じくらいのカロリーになります。
「ゼラチンってカロリー高い!」と思いますよね。
でも、実際にゼラチンを使うときの量は10g未満と少量の場合が大半です。例えば、200mlのりんごジュースでゼリーを作るときのゼラチン量は5gになります。
ゼラチン5gであれば17Kcalです。とくにカロリーが多いわけではないと分かりますね。
ゼラチンと寒天のカロリー
ゼラチンと同じようにジュースなどを固まらせる寒天はよく似ていますが、カロリーは異なります。
- ゼラチン 100g・・・344kcal
- 寒天 100g・・・3kcal
カロリーが大きく異なるのは、原材料の違うため。
まず、ゼラチンは動物のコラーゲンからできていて、たんぱく質の塊です。そのため、たんぱく質由来のエネルギーをもっていて、高カロリーとなります。
一方の寒天は、テングサやオゴノリなどの海藻から作られています。海藻は炭水化物が中心の栄養素となり、さらに食物繊維が豊富なのでカロリーはかなり低いです。
ゼラチンの栄養はたんぱく質がメイン
ゼラチンの栄養成分はほとんどがコラーゲンです。コラーゲンは良質なたんぱく質なので、身体の筋肉や肌、髪の毛をつくるのに欠かせません。
コラーゲンと聞くと「お肌に良いんだよね」とおっしゃる方がいますが、ここは要注意ポイント。実は「コラーゲンを摂った=体内のコラーゲンが増える」という方程式は、成り立たないと言われています。コラーゲンをはじめ、たんぱく質を口から取り入れると消化酵素によって分解され、アミノ酸に。その後腸から吸収され、必要に応じて再度たんぱく質に合成されます。
つまり、口からコラーゲンを摂取しても、体内で再びコラーゲンになるかどうかは分からないのです。
ゼラチンはダイエットに利用できる?
ゼラチンは使用量が少なく1回の使用量で20kcal程度なので、ダイエット中でも食べることができます。ドレッシングをゼリー状にしたりいろいろな野菜や海鮮を入れたゼリーを作れば、ダイエット向きのゼリーも作れますね。
しかし、使えば使っただけゼラチンのカロリーはプラスされますので、使い過ぎには気をつけましょう。
ゼラチンのダイエット中におすすめのレシピ3選
最後にゼラチンのダイエット中におすすめのレシピ5つを紹介します。簡単・ヘルシー・美味しいのトリプルを叶えるレシピを選んでいるので、ぜひ作ってみてくださいね。
エビとオクラのコンソメゼリー
出典:Cookpad
エビとオクラを具材にするコンソメ風味のゼリーです。喉越しも良く、食欲がないときに栄養価の高いものを食べたいときにピッタリ。オクラは食物繊維が豊富ですし、エビは高タンパク質で低カロリーなので、ダイエット中の小腹対策にもおすすめです。塩分が気になる方はコンソメの使用量を抑え、少しブラックペッパーを振ると美味しく召しあがっていただけます。
トマトゼリー
出典:ハウス食品株式会社
トマトジュースでつくるヘルシーなトマトゼリー。トマトジュースには脂肪を燃やす成分が入っているので、ダイエット中のおやつにもちょうど良いですね。レシピでは砂糖を大さじ4杯使用していますが、糖質が気になる方はパルスイートやラカントSなどで代用してみましょう。
桃と麹甘酒のゼリー
出典:marukome
発酵食品の甘酒でつくる栄養補給ゼリーです。甘酒はオリゴ糖などを含み、少量ですが有機酸も含んでいるため腸内環境をサポートしてくれます。果物は桃に限らず、季節で旬を迎えるもので代用できます。果物の糖質が気になる方は、キウイやいちごなどの低糖質なものがおすすめです。
ゼラチンのカロリーのまとめ
ゼラチンは100gで344kcal、5gで17kcalです。たくさん使えば高カロリーですが、ゼリーをつくるときの使用量で考えればカロリーは高くありません。また、同じような食品である寒天と比べるとゼラチンはカロリーが高いです。できる限りカロリーを抑えたいときは寒天、たんぱく質を補いたいときはゼラチンなど使い分けるのもおすすめ。ダイエット中のおやつの困ったときは、ゼラチンを使ったヘルシーなゼリーもぜひ作ってみてくださいね。