「ダイエットするときって何を飲めばいいんだろう?」
「牛乳やスポーツドリンクは減量中に飲んでもいいのかな?」
なんて悩んでいる方は、上手に痩せるチャンスです。
ダイエット中の飲み物は、食べ物と同じくらい大切。そして、知らず知らずのうちに太る原因になっていることもあるのが飲み物です。
何を飲めばいいのか考えるポイントを理解して、ダイエットに活かしましょう。
本記事では痩せるために欠かせない飲み物について紹介します。おすすめの飲み物の効果や飲み方なども解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
「痩せる!」をサポートする飲み物8選
さっそくですが、ダイエット中におすすめの飲み物を8つ紹介します。
それは、
- 水や白湯
- 炭酸水
- お茶
- ルイボスティー
- 生姜入りの飲み物
- コーヒー
- 豆乳
- 無添加の野菜ジュース
の6つのドリンクです。
なぜダイエットに水分が欠かせないのかについては後程紹介します。まずは、ダイエットにおすすめの理由と飲むタイミングを解説していきますね。
1.水・白湯
水や白湯は水分の補給にもっともおすすめの飲み物。カロリーはもちろん、栄養はまったくなくシンプルに水分として摂取できるためです。
できる限り体温に近いものを身体に入れた方が良いので、冷たく冷やした水よりも常温や温かい白湯がベスト。
「水はミネラルが多い硬水の方がいいの?」とおっしゃる方もいます。しかし、口当たりが独特で飲みにくいケースが多いので普通の水で大丈夫です。
また硬水はミネラルが多く、お腹を下しやすい方もいます。飲んでみようか迷っている方は、様子を見ながら飲んでくださいね。
2.炭酸水
水や白湯と同じようにノンカロリーで栄養素を含まない炭酸水も、シンプルに水分を摂りたいときにおすすめです。シュワシュワと弾ける炭酸はお腹を満たしてくれる効果も期待できるので、食事制限中で空腹感をごまかしたいときにも活用できます。
また炭酸は腸を刺激する作用も期待されます。便の出が思わしくないときにも取り入れてみるといいでしょう。ただし、甘味料などを添加している炭酸飲料は飲む量に注意!
炭酸飲料については後ほどくわしく紹介しますね。
3.お茶
水・白湯や炭酸水に並んでおすすめの飲み物はお茶です。日本人が昔から親しんできたお茶は、低カロリーで栄養素も含む優秀な飲み物。
例えば、
- 緑茶・・・ポリフェノールやビタミンC
- 杜仲茶・・・カリウムや中性脂肪を抑える成分
- ごぼう茶・・・食物繊維やポリフェノール
など、それぞれがダイエットにうれしい作用(※)を持っています。ほかにも小さなお子さんから飲める麦茶はミネラルが豊富なので、スポーツなど汗をかく際にもおすすめですよ。
※ポリフェノール(抗酸化作用で代謝アップ)、カリウム(浮腫み防止)、中性脂肪の抑制(血流の改善)、食物繊維(便秘の改善)
4.ルイボスティー
ルイボスティーは南アフリカで育ったお茶の仲間で、よく出回っている赤い浸出液のタイプは発酵茶になります。発酵茶といえば紅茶なども当てはまりますが、ルイボスティーをおすすめする理由は次の2つです。
- ミネラルが多い
- 活性酸素が豊富
ミネラルが浮腫みや腸の状態を整え、活性酸素が体内の毒素を排泄できるようサポートします。味に特徴があるので苦手な方は無理しないようにしてくださいね。
5.生姜入りの飲み物
身体をポカポカと温める作用をもつ生姜をたっぷり入れた生姜ドリンクもおすすめしたい飲み物のひとつ。先に紹介している日本のお茶やルイボスティー、白湯などにおろし生姜や生姜パウダーをプラスするだけでできます。
生姜はカリウムやマンガンなどのミネラルを含み、浮腫みの予防や糖質・脂質の代謝をサポート。血行を良くして体温を上げるので、代謝も向上しますよ。
甘味をプラスしたいのであれば、無駄な糖質を摂らないためにラカントやパルスイートなどの甘味料を使いましょう。はちみつを使う場合は糖質が多いので、使用量に気をつけてくださいね。
6.コーヒー
コーヒーは脂肪燃焼効果があると分かっています。ブラックコーヒーであれば一食8Kcal前後なので、ダイエット中でも飲みやすいですね。
またカリウムを含んでいて利尿作用もあり、体内の水分量を調整しやすくなります。砂糖やミルクをたくさん追加してしまう方は、飲む量を控えてください。
くどいようですが、甘味が強い飲み物は糖質が多いです。糖質をたくさん摂ってしまう飲み物は、スイーツとして考えた方がよいでしょう。
7.豆乳
大豆の美味しいところをぎゅーっと絞った豆乳は栄養価の高い飲み物です。栄養価が高い=カロリーや糖質・脂質なども含むので、たくさん飲むことは避けたいですが、一定量は積極的に摂るといいでしょう。
豆乳には大豆の特有成分であるサポニンが豊富。
サポニンには、
- 血中脂質を減らす
- 肥満を予防
- 血流の改善
などの力があるので、太りにくい体質づくりにも前向きに働きます。
8.無添加の野菜ジュース
野菜を摂る習慣がない方は食物繊維・ビタミン・ミネラル・抗酸化力が不足している可能性があります。その場合には無添加の野菜ジュースを飲んで、できる限り補うようにするといいでしょう。
野菜ジュースという名前でも、繊維質を含まないジュースのように甘いものは理想的ではありません。100%野菜でできているドロドロのタイプがおすすめです。
痩せたいときは控えたい飲み物6選
身体にとって必要のない糖質を多く含む飲み物はできる限りダイエット中は避けたいもの。糖質は食べ物に多く含まれているイメージがありますが、実は飲み物にもたっぷりと含まれているものがあるのです。
そこで、ダイエット中に飲み過ぎないように意識したい飲み物を紹介します。
具体的には、
- スポーツドリンク
- 炭酸飲料
- 市販の甘い野菜ジュース
- 市販の甘い調整豆乳
- スイーツ系ドリンク
- アルコール
など6つの飲み物です。
どれも砂糖などの糖質を添加している物ばかり。一日に2L近く口にするものが高糖質だと、常に血糖値が上がってしまい身体にとっては負担です。
血糖値が一定の高値を保つ状態が続くと脂肪は増えます。15時のおやつのときに飲むなど、甘い飲み物は時間を決めて飲むようにしましょう。
またアルコールはカロリーが高いので、適量以上摂るべきではありません。「ダイエットしたい」「血液の状態を整えたい」という方は、ビールは1缶・焼酎はグラス半分くらいに抑えましょう。
痩せるために飲み物(水分)が欠かせない4つの理由
ヒトの60~70%は水分でできていることをご存じでしょうか?わたしたちは水分が不足すると、きちんと動けなくなります。
「喉が渇いたな」というときには軽い脱水状態なので、きちんと水分を補給しましょう。
水分が充足すれば、次のようなメリットが生まれます。
- きちんと消化できる
- 便の柔らかさを維持する
- 筋肉が正常に動く
- 血液の巡りをサポートする
ひとつずつ詳しく解説しますので、興味のある方はぜひ知識を深めていってください。
1.水分は消化をサポートする
水分は食べ物を吸収できる形にする消化液の構成成分です。また、食べ物と一緒に摂ることで、消化液の働きをサポートします。
胃や小腸で細かく消化された食べ物は、水分とともに必要な分だけ腸で吸収。消化・吸収にも水分は欠かせないです。
2.水分は便の柔らかさに関係している
水分は消化された食べ物と一緒に腸へと流れつき、腸の壁から必要量を吸収されます。このとき水分が不足していると、腸に残る水分が少なく老廃物である便の水分含有量が減少。
その結果硬くて流動性のない便になってしまい、腸内にとどまってしまう場合があります。水分量が足りていると便の状態が良くなり、スルッと気持ちよく排泄できますよ。
水分を摂って柔らかい便を気持ちよく出せるようにしましょう。
3.筋肉の中にも水分は存在している
水分は私たちの身体の中で、細胞外と細胞内に存在しています。細胞内に存在している水分は、ほとんどが筋肉中にあるのです。
基礎代謝が上がるよう、ダイエット中に筋力をアップさせる場合は多いですよね。筋肉を育てたいときは、水分が欠かせません。
締まった体を手に入れるためにも、しっかりと意識して水分を摂るようにしましょう。
4.血液は水分が必須
全身を巡っている血液のほとんどは水分でできています。血液は身体のあらゆる細胞へ酸素と栄養素を運ぶ大切なもの。
血液がきちんと働けるように水分はしっかりと飲むようにしましょう。
とくに味が濃い物を食べた際などは血中のナトリウム濃度が増え身体が余分な水分を溜め込みやすいです。しっかりと水分を摂ってナトリウム濃度を薄め、余分な水分を溜め込まないようにしたいですね。
飲み物を摂るタイミングは3度の食事とライフワークポイント
水分を摂る習慣がない方にとって、水分を摂るタイミングをいつにするかは気になるポイントになりますよね。
おすすめのタイミングは、
- 起床時
- 3度の食事
- トイレ(おおよそ一日に3~4回)
- お風呂
- 就寝前
の5回のタイミングです。1回に飲む量をコップ一杯(200ml)にすると約2.0Lになります。
食事として摂る以外に水分を2.0L飲めれば御の字ですよ!頑張ってくださいね。
痩せるために飲みたい飲み物のまとめ
「絶対に痩せる!」と決めた方におすすめの飲み物を紹介してきました。できる限りシンプルに水分を摂取できる水や白湯、お茶などがおすすめですが、豆乳や野菜ジュースでも水分は摂れます。
またお茶にはいろいろな栄養素が含まれていて、便通を整えたり浮腫みを予防したりとダイエットに有意に働くものも多いです。逆に甘いジュースやスポーツ飲料はスイーツと考え、常飲は避けた方が良いでしょう。
1日の中で水分を摂りやすいタイミングを決めておき、2.0Lの摂取を目指して水やお茶を飲んでみてくださいね。