サクサクの生地にこっくり甘いクリームが挟まったマカロン。コロンとした可愛い見た目のマカロンは、若い女性だけでなく男性やお子さんにも人気のスイーツです。サクサクの生地が口のなかに入れるとシュワっと溶けるような独特な食感の秘密は、マカロンの材料にありました。今回はマカロンのカロリーや糖質に加え、少しでも糖質オフするための方法も紹介していきます。
マカロンのカロリーや糖質について
カロリー (kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 糖質(g) | |
マカロン(チョコガナッシュ) 1個 | 102 | 1.6 | 6.0 | 11.0 | 10.4 |
マカロン生地 1個分 | 52 | 1.1 | 2.0 | 8.0 | 7.6 |
ガナッシュ 各1個分 | |||||
・ミルクチョコレート | 50 | 0.5 | 4.0 | 3.0 | 2.8 |
・いちごチョコレート | 31 | 0.4 | 3.1 | 2.9 | 2.7 |
・バタークリーム | 33 | 0.0 | 3.3 | 0.6 | 0.6 |
成人男性摂取基準/日 | 2650 | 60 | 73.6 | 364 | 344 |
成人女性摂取基準/日 | 2000 | 50 | 54.8 | 271 | 253 |
※アーモンドパウダーを38g使用した場合のマカロンを参照
コロンとした丸みのある可愛いフォルムのマカロンは、ひとつあたり102Kcal・糖質10.4gです。マカロンの生地は、スイーツで使用する機会が多い小麦粉ではなくアーモンドパウダーでつくっています。アーモンドパウダーは糖質が少ないのですが、砂糖の使用量がとても多いためマカロンの糖質は無視できない量です。また、マカロンの間に挟まっているガナッシュはチョコレートをたっぷりと使っていることが多く、高カロリー・高糖質。チョコレートクリームよりは、バターを主体にするバタークリームの方が糖質は抑えられます。
マカロンとそのほかスイーツのカロリー・糖質を比較
- マカロン 1個・・・102Kcal、糖質10.4g
- プリン 1個・・・97kcal・糖質12.5g
- ショートケーキ 1切れ・・・308kcal・糖質41.5g
- ドーナツ 1個・・・224kcal、糖質31.3g
- 厚焼きせんべい 1枚・・・75Kcal、糖質16.4g
- シュークリーム 1個・・・155kcal・糖質18.2g
- クッキー 5枚/55g・・・240kcal・糖質28.0g
- カステラ 1切れ・・・160kcal、糖質31.3g
- 大福 1個・・・232Kcal、糖質48.4g
和菓子から洋菓子までさまざまなスイーツと比較すると、一個あたりのカロリー・糖質はマカロンが少ないことがわかります。マカロンは小ぶりなものが多いので、一個で我慢できるのであれば糖質制限やダイエットのときも食べられますが、3個・4個と食べることはおすすめできません。また、ダイエット中は洋菓子より和菓子がいいという話を聞き、和菓子にヘルシーなイメージを持っている方がいますが砂糖の使用量が多いので高糖質です。糖質制限中はせんべいやカステラ、大福などの和菓子は控えたほうがいいでしょう。
気になる名店のマカロンのカロリー・糖質は?
マカロンをはじめさまざまなスイーツを販売ショップに問い合わせました。マカロンのカロリー・糖質を紹介しているので、気になるショップの栄養価はぜひチェックしてみてくださいね。
【ラデュレ】
※マカロンのカロリー・炭水化物は公表していないとのことです。
【ダロワイヨ】
- ヴァニーユ・・・86kcal、炭水化物13.2g
- シトロン・・・86kcal、炭水化物11.5g
- ショコラ・・・82Kcal、炭水化物11.5g
- フランボワーズ・・・103Kcal、炭水化物17.2g
- 抹茶・・・92Kcal、炭水化物11.6g
【ブールミッシュ】
- ヴァニーユ・・・83Kcal、炭水化物7.9g
- フランボワーズ・・・74Kcal、炭水化物8.4g
- シトロン・・・78Kcal、炭水化物8.0g
- ショコラ・・・76Kcal、炭水化物8.3g
- ピスタチオ・・・83Kcal、炭水化物7.9g
【シャトレーゼ】
- マンゴー・・・63Kcal、炭水化物8.0g
- レモン・・・65Kcal、炭水化物7.9g
- フランボワーズ・・・56Kcal、炭水化物9.3g
- バニラ・・・65Kcal、炭水化物7.9g
- チョコ・・・70Kcal、炭水化物7.6g
マカロンがカロリー・糖質が高くなる3つの理由
マカロンは小さなスイーツですが、1個で102Kcal・糖質10.4g。なぜカロリー・糖質が上がりやすいのか考えていきましょう。
1.マカロンはグラニュー糖の使用量が多く高糖質
マカロンの生地だけでなく、中に挟むガナッシュやクリームにも粉糖やグラニュー糖をたっぷりと使います。マカロンの特徴でもある、サクサクとした食感や口の中に入れたときのシュワっと溶けるような生地は砂糖がなければつくれません。レシピによりますが、10個ほどのマカロンに使う砂糖はおおよそ100g前後です。つまり、1個のマカロンを食べると10gほどの砂糖を食べていることになります。砂糖10gはスティックシュガーだと3、4本の量になるので、マカロンは砂糖の塊であると思っても過言ではありません。
2.マカロンのガナッシュはバターや生クリームを使用するため高カロリー
マカロンに挟む甘くて濃厚なガナッシュは、生クリームやチョコレートのほかバターを使用しています。そのため、高カロリーになりやすいです。とくにチョコレートには脂質だけでなく糖質もたくさん入っているので、カロリーが上がります。チョコレートベースのガナッシュではなく、バターを使用するバタークリームの方が少し糖質は少ないので、糖質制限中の方はバタークリームのほうが適しているでしょう。糖質だけでなく脂質も多いのが、マカロンの特徴です。
3.マカロンは小さいので一個では我慢できないケースが多い
直径3㎝ほどのマカロン。食感も軽いため1個だけでなく2個・3個と食べてしまう方も多いはず。もしも3個食べてしまった場合、300Kcal・糖質30.0gを超えるなど、ショートケーキと変わらないレベルになってしまいます。小さいから大丈夫だろうと安易に食べてしまうのではなく、しっかりとカロリー・糖質を意識して食べるといいですね。
糖質制限中の方に朗報!マカロンは小麦粉を使用していない
他のスイーツと異なる点として、マカロンは小麦粉ではなくアーモンドパウダーを使用しています。小麦粉は100gあたり358Kcal・糖質71.7g、アーモンドパウダーは100gあたり587Kcal・糖質10.8gです。小麦粉は糖質制限中に避けたい食材のひとつなので、その点マカロンは糖質制限中でも適しているスイーツであるといえますね。マカロンを糖質オフしたいとなると、ガナッシュや生地の砂糖類に工夫することが望ましそうです!
糖質オフのマカロンのレシピを紹介
糖質オフのマカロンをつくるには、マカロンの生地やガナッシュの砂糖類を甘味料に置き換えること!具体的なレシピをカロリー・糖質のカット率とともに紹介していきます。
糖質オフレシピ:ラカントSを使用したマカロン
出典:カロレピ!
・151Kcal・糖質14.7g/一人前
砂糖の半量をラカントSに置き換えた低糖質マカロンです。本来のマカロンのように艶のある表面には仕上がりませんが、1個あたり糖質3.7gとかなりの糖質オフレシピになります。中に挟むガナッシュの量も少なめですが、糖質制限中に楽しむスイーツとしては十分ではないでしょうか。マカロンに使用する砂糖は微粒子のものが好ましいので、大粒のラカントSはしっかり砕くことを忘れないでくださいね。
糖質オフレシピ:ココナッツマカロン
YouTubeのばくばクックで紹介されている低糖質ココナッツマカロンです。本来のマカロンとは食感や見た目が大きく異なりますが、1個あたり30Kcal・糖質0.4gと糖質制限中でもパクパク食べられるスイーツ。ココナッツにはビタミンやミネラルが豊富に含まれ、とくに食物繊維がたっぷりと摂れるので腸内環境を整えるなどダイエットをサポートしてくれます。とても簡単なのでお菓子作りが苦手な方でもチャレンジしやすいです!
【マカロン初心者さん】甘味料の使用は失敗の元?
しばしば触れていますが。マカロンに粉糖やグラニュー糖を使用するのは甘くするためだけでなく、美味しさの秘訣でもあるマカロンの食感を出すためでもあります。可愛い丸みを出したりつるつるの表面にするためにも欠かせません。ただでさえ作るのが難しいマカロンの粉糖を甘味料に置き換えると、失敗しやすくなるので低糖質マカロンのレシピは非常に少ないです。手作りマカロン初心者の方で糖質をオフしたいときは、生地ではなくガナッシュやクリームの砂糖を甘味料に置き換えるくらいにとどめておくと失敗は少なくなります。
マカロンのカロリーや糖質についてのまとめ
マカロンは小さいけれどカロリー・糖質をしっかりと含んでいるスイーツです。いくつも食べることはカロリーの過剰摂取につながるので、できれば1個でやめておきましょう。マカロンは低糖質の生地を作るのが難しいので、ガナッシュで糖質をカットできるように工夫してみてください。ダイエット中のスイーツは食べた後の食事を管理することが大切です。マカロンを食べた日はいつもより活発に動くなど、活動量を増やすのもおすすめですよ♪