ダイエットにチョコレートが効果的!そんな魅力的な話、スイーツ好きにはたまらない情報ですよね。
チョコレートがダイエットに効果をあらわすのは、食べ方と食べる量をしっかりと意識したときです。ダイエットをサポートするような栄養素を含んではいますが、チョコレートを食べるだけで痩せることはほぼないと考えていいでしょう。
この記事では、チョコレートのカロリーや栄養やダイエット中の食べ方、おすすめの種類を紹介します。
「ダイエット中にも甘いものが食べたいな」
「チョコレートをダイエット中にも楽しみたい」
そんな方はぜひ最後までチェックしていってくださいね。
チョコレートはダイエット中も食べられる
ダイエット中もチョコレートを食べることができます。ただし、食べ過ぎれば体脂肪に変わるので、必ず食べる量を管理しましょう。
チョコレートは砂糖を多く使うお菓子のひとつです。砂糖は糖質の塊であり、身体の中に入るとエネルギー源となります。なので、必要なタイミングで適量のチョコレートを食べるれば、太りません。
しかし、必要のないタイミングで過剰に食べればエネルギーとして消費されないので、脂肪を増やす原因になります。
まずはチョコレートのカロリーを知ろう
砂糖をたくさん使うチョコレート、板チョコ1枚で279Kcalと高カロリーです。板チョコ1枚は、ご飯茶碗1杯分のエネルギー量。走って消費しようと思ったら、1時間近くジョギングしないといけません。
チョコレートはなぜこんなにカロリーが高いのでしょうか?高カロリーになる理由をチェックしてみましょう。
糖質が多い
チョコレートは糖質が多いです。糖質は1gで4kcalあり、チョコレート(ミルク)であれば板チョコ1枚で28gほど。なので、約150kcalが糖質によるカロリーということになります。
残りの120kcalは何が原因なのでしょうか?実は、チョコレートは脂質も多い食品なのです。
脂質も多い
チョコレートは脂質も多く、そのほとんどが中性脂肪になります。私たちが身体に蓄えている「脂肪」も中性脂肪の塊です。脂質は1gで9kcalと高く、糖質と一緒に摂ると脂肪に変わりやすくなるといわれています。
実は栄養素が豊富なチョコレート
高カロリーで糖質・脂質の多いチョコレートですが、ダイエット中に摂りたいカカオ由来の栄養素も含んでいます。ダイエット中にチョコレートを食べるメリットとして紹介しますので、参考にしてください。
※ミルクチョコレートの文部科学省「エネルギーおよび成分含有量は文部科学省<日本食品標準成分表>2015年版(七訂)」を参照しています。
カリウム
カリウムは細胞の水分量を調整しているミネラルです。ナトリウムが増えると腎臓に働きかけて排泄を促し、浸透圧や血圧をコントロールしています。身体のなかでナトリウムが増えると、むくみにつながりやすいです。
ビタミンE
ビタミンEは抗酸化作用をもつ脂溶性のビタミンです。油脂との相性が良く、チョコレートのビタミンEは効率よく吸収できます。細胞が傷つかないように守る栄養素のひとつです。
食物繊維
食物繊維はヒトの身体で消化・吸収できない栄養素です。胃の中での滞留時間が長かったり(お腹が空きにくい)、腸での糖質・脂質の吸収を妨げるため、ダイエット中の食事コントロールをサポートしてくれます。
ポリフェノール
カカオポリフェノールは、ビタミンEと同じように抗酸化作用が強いです。細胞を外部の刺激から守り、老化や酸化を防ぎます。
ダイエット中のチョコレートの食べ方
糖質や脂質を多く含む高カロリーなチョコレートですが、身体にプラスになる栄養素も摂れることが分かりました。そんなチョコレートをダイエット中に食べるときのコツをお伝えします。
1.食べる量は1日に100キロカロリーまで
甘いチョコレートは100kcalほどに抑えられるように食べましょう。100kcalで板チョコ3分の1程度です。ミルクチョコレートを3分の1食べると糖質は11gほどなので、糖質を控えている方も安心して間食に食べられます(※)。
2.ダイエット中の小腹対策に
ダイエット中、食事を制限していると「お腹が空いて我慢できない!」というタイミングが出てきます。そんなときにもチョコレートはおすすめ。チョコレートは糖質だけでなく脂質も多いので、消化が遅くお腹が空きにくいです。食事の合間でお腹が空いて辛いときは、チョコレートを少し食べてお腹と心を落ち着かせましょう。
3.夜は食べない
チョコレートはできる限り夜は食べないようにしましょう。チョコレートは高カロリーなので、消費エネルギーが少なくなる夜間に食べると消費できない可能性があります。そのため、食べるのであれば活動量の多い昼の方が良いです。
ダイエット中におすすめのチョコレート
ダイエット中にも気にせずチョコレートを食べたい!という方は、高カカオで砂糖の添加量が少ないチョコレートやナッツをコーティングしたチョコレートなどがおすすめ。どちらにせよ食べ過ぎは良くありませんので、忘れないでくださいね。
高カカオのチョコレート
出典:明治
チョコレートに添加する砂糖の量を抑え、カカオの含有量を増やした高カカオチョコレートはダイエット中にも食べやすいです。抗酸化力をしっかりと補うことができるので、ダイエットだけでなく健康面が気になる方にも人気があります。ただ、とても苦いです。90%を超えるものはかなり苦みが強くなるので、苦手な方は気をつけて。
ナッツ類が入ったチョコレート
出典:明治
ほかにも、アーモンドが中に入ったチョコレートも、ただのチョコレートよりおすすめです。なぜなら、普通のチョコレートよりも食物繊維・ビタミンEなどが摂れるため。食べるときは、2~3粒を目安にしてくださいね。
ダイエット中におすすめできないチョコレート
ダイエット中におすすめできないチョコレートは次の通りです。
- チョコレートクッキー
- チョコレートの菓子パン
- チョコレートドリンク
- チョコレートケーキ
これらの多くは砂糖が多く、バターや小麦も使っているものばかりなので高カロリーです。ダイエット中の間食には絶対に避けるようにしましょう。どうしても食べたいときは、たまのご褒美程度がいいですね。
ダイエット中にチョコレートを食べるなら、量と時間を意識しよう
チョコレートは糖質と脂質が多く、高カロリーな食材です。一方で、ポリフェノール・食物繊維・カリウムなど、ダイエット中に摂りたい栄養素を含んでいることも分かりました。チョコレートは食べ過ぎないことと食べる時間さえ意識することができれば、ダイエット中に食べても大丈夫です。ただ個人によって体質が異なるので、自分には合わないかも・・・と思えば食べるのはやめましょう。ダイエット中にストレスを溜めすぎないように、たまには息抜きで甘いチョコレートを食べてみてもいいですね。